すとーりーず

ZAZEN BOYS すとーりーず歌詞
1.サイボーグのオバケ

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

繰り返される諸行は無常
それでもやっぱりよみがえる性的衝動

サイボーグのオバケ 今夜の晩酌のお相手
パンツ一丁で踊れ ヤマアラシに乗っかって
サイボーグのオバケ 今夜の晩酌のお相手
パンツ一丁で踊れ ヤマアラシに乗っかって
パンツ一丁で踊れ

フランク・ザッパのユーレイ 台所に突っ立って
ビーフハートのユーレイ コンビニで荒ぶって
ヤマアラシのオバケ 今夜の決闘のお相手
ヤマアラシのオバケ 今夜の決闘のお相手
ヤマアラシのオバケ

パンツ一丁で踊れ ヤマアラシに乗っかって
今夜の晩酌のお相手はサイボーグのオバケ
パンツ一丁で踊れ ヤマアラシに乗っかって
今夜の晩酌のお相手はサイボーグのオバケ
ハイボールのオバケ

パンツ! パンツ!
パンツ一丁になって パンツ一丁で踊れ
ヤマアラシに乗っかって
サイボーグに乗っかって

内閣総理大臣 ジェリー・ガルシア
国家公安委員会委員長 ジョン・ベルーシ
農林水産大臣 マイルス・デイビス
陸軍中野学校予備校理事長 村田英雄
村田英雄

俺は夜とヤってる
細胞が笑ってるよ 何もかんも忘れて
今夜の晩酌のお相手はサイボーグのオバケ
パンツ一丁で踊れ ヤマアラシに乗っかって
パンツ一丁で踊れ
ヤマアラシのオバケ
サイボーグのオバケ
パンツ一丁で踊れ

ザッパ! ザッパ!
パンツ一丁になって パンツ一丁で踊れ
ヤマアラシに乗っかって
サイボーグのオバケ
パンツ一丁で踊れ


2.ポテトサラダ

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ
ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ
ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ
ボールにいっぱいのポテサラが食いてえ

どっかさびれた地方都市に行きてえ
駅前の酒場に入って迷わず注文してえ
ボールにいっぱいのポテサラを注文してえ
そのあと誰かとしっぽりしけこみてえ

ドンブリにいっぱいのしじみ汁が食いてえ
特に飲んだ次の日の朝はとても食いてえ
しじみ汁を食いながらそれだけをサカナに純米酒が飲みてえ
ドンブリにいっぱいのしじみ汁が食いてえ

ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ
ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ
どっかさびれた地方都市の暗がりの街にひっそり降り立ち
酒場に入ってボールにいっぱいのポテトサラダを注文してえ
そのあとどっかの誰かとしっぽりしけこみてえ
そのあとどっかの誰かとしっぽりしっぽりしっぽりしけこみてえ
ボールにいっぱいのポテトサラダを注文しながら
どっかの誰かとしっぽりしながら
それをサカナにウイスキーと吟醸酒が飲みてえ

ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ

大皿に山盛りのカニが食いてえ
北海の水面に漂って生きてえ
ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ
ボールにいっぱいのポテサラが食いてえ


3.はあとぶれいく

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

なーんか無性にささくれ立っていらいらしてる
サカリのついたメス猫みたいに
かーきむしって破れたヒフが真っ赤な血で滲む
サカリのついたメス猫みたいに
覆い隠せないナミダがどぼどぼ出るよ
荒くれ立った感情が抑えきれない

は〜あ〜とぶれいく 心のかけらがぶっ飛んだ
冷たい炎が張り付いてぎらぎら光っていた!!

なーんか知らんがふざけたツラで冗談言って笑っている
ひとりぼっちの月夜の晩に
なーんで俺はこんな所でこんなことしてる
いつまでたってもやめられないのね

おお…

いつか悪魔と対決する日を待っている
惰眠を貪り食っている
悪魔が来るのを待っている!!

なーんか無性にささくれ立っていらいらしてる
サカリのついたメス猫みたいに
かーきむしって破れたヒフが真っ赤な血で滲む
サカリのついたメス猫みたいに


4.破裂音の朝

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

泥だらけのメッセージ
水たまりに飛びこんだ
聞こえるよ 河童が笑って歌う声
六月の雨
破裂した雨の音
不穏な空気 漂って
不穏な空気 漂って

うそだらけのメッセージ 届いた
朝から 軽めのナミダ
雨に濡れてねずみ色
朝はもう 朝はもう 午前8時の小学生
水たまりに飛びこんで
鼻水たれながら ずぶぬれになっても
笑ってる きらきら光っている
泥まみれの少年 泥だらけのメッセージ
泥まみれの少年 泥だらけのメッセージ

それは10年前の それは100年前の
1万年前の 俺たち

朝はもう 朝はもう終わるから
朝はもう 朝はもう終わるから
笑ってる 笑ってる

それは10年前の それは100年前の
それは10年前の それは100年前の
1万年前の 俺たち


5.電球

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

ありふれた色あいに 飽き果てて退屈だ
白と黒の彩りで 真夜中を塗り潰そう
春先の花の声 幻のぬけがらだ
そしてピンクが生き残り 真っ昼間の風に舞う
変わり果てた街にはもう 戻らないつもりだった
電球が音を立て 炎を放って事切れた
電球

深夜3時の夢気分 幻に取り憑かれ
目ん玉がはみ出てる 眠れない夜だった
電球が音を立て 火花を散らして事切れた
新品に取っ替えよう 新しくはじめよう
電球

新品に取っ替えよう 新しくはじめよう
電球を取り替えよう新しくはじめよう
電球


6.気がつけばミッドナイト

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

気がつけばミッドナイト
飲みましょうよ朝まで
気がつけばミッドナイト
飲みなよ朝まで
腹括ってミッドナイト
飲みましょうよ飲みましょうよ飲みましょうよ朝まで
涙を拭きなよ
気がつけば気がつけば気がつけばミッドナイト
涙を拭きなさいよ
涙を拭きなよ

…気がつけばミッドナイト

気がつけば知らないよ
飲みなよ吐くまで
飛びましょうよ飛びましょうよ浮きましょうよ天まで
気がつけばミッドナイト
涙を拭きなさいよ

気がつけば気がつけば気がつけば朝焼け
拭きなさい涙を涙を涙を
乗りなさいよ始発に
気がつけば朝焼け
気がつけば夕暮れ
気がつけばミッドナイト


7.暗黒屋

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

荒涼感みなぎる荒野の風に
うなぎ上がって銭勘定
この世の果てでとぐろを巻いて
鉄を食らって骸を燃やす
毒にヤられた頭と体
どこもかしこもドドメ色
暗黒屋台のオヤジ
毒饅頭でボロもうけ

だまくらかしてサギったはした金
股間を膨らまかして笑ってる
奴隷を使って闇商売
閻魔が見てるそんな夜

暗黒屋台のオヤジ 毒饅頭でボロもうけ
暗黒屋台のオヤジ 針の山で野垂れ死に

暗黒屋台のオヤジ 毒饅頭でボロもうけ
暗黒屋台のオヤジ 針の山で野垂れ死に


8.サンドペーパーざらざら

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

どんずまった行き止まり
ぶっぱなすRPG
からし色が巻き散った
ハリネズミのトゲが いがいが
おお ねずみ ねずみ ねずみ
わあ ねずみ ねずみ ねずみ

鋭すぎて痛かった
ハリネズミのトゲが いがいが
やっぱいつも いらいら
ぶっぱなす 空中に屁をこいた
こいたこいた おなら おなら ぶわさぶわさっ
ぶっぱなす ぶっぱなす ぶっぱなす

ふてくされた夢の中
あるまじろに毛が生えた
あるまじきその進化
あるまじろのトゲが いがいが
ライト! おうライト!
ある! マジでマジで!
ある! ある! いがいが いがいが

触ってみて いがいが
触ってみて いがいが
やっぱいつも いらいら
やっぱいつも いらいら
サンドペーパーざらざら
サンドペーパーざらざら
触ってみて ざらざら
触ってみて ざらざら
サンドペーパーざらざら
サンドペーパーざらざら
サンドペーパーざらざら
サンドペーパーざらざら

ハリネズミは夢の中
アンタッチャブルな真っ昼間
すでに俺はだらだら
血を流して妙にさわやか

おお
騒やか…
サンドペーパーざらざら
サンドペーパーざらざら
サンドペーパーざらざら
サンドペーパーざらざら


9.泥沼

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

アブラゼミがみんみんみん
ぬけがらを探す夏休み
がらがらの商店街
鉄の匂いに誘われ徘徊

脱ぎ捨てたTシャツを
しぼったら汗がだらだらだら
すっぽんぽんで朝夜昼夏
永久存在 脱!脱!脱!

からっからの無表情で
ずぶっとハマった泥沼
一所懸命 脱!脱!脱!
つるっとすべってするめのように

ずぼっとハマった泥沼…

ずぼっとハマった泥沼って
つるっとさわってするめのように

ずぼっとハマった泥沼
ずぼっとハマった泥沼
ずぼっとハマった泥沼
ずぼっとハマった泥沼


10.すとーりーず

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

アブラゼミがみんみんみん
がらがらの商店街
失明した文明が迷い道でうろうろ…

瞬きが眩しくて
かすかに残る夏の匂い
脱ぎ捨てたTシャツを
しぼったら汗がだらだら
俺は唸っていた
物語は夢の中

アブラゼミがみんみんみん 物語は夢の中
ありふれた夏休み 物語は夢の中
幻の夏休み 物語は夢の中
物語は夢の中

夢の中…

アブラゼミがみんみんみん
物語は夢の中


11.天狗

作詞:Mukai Shutoku
作曲:Mukai Shutoku

あれはもう遠い昔の記憶
電線にぶら下がってた紫色の天狗
鋭く尖った眼球 ぎらぎら
睨みつけられ固まるカラス
葉巻に火を付け吐き出す ドドメ色のケムリ
吸ったスズメが落下 即死
夕日に染まる赤い街
不気味に笑う天狗の記憶
記憶

あれはもう遠い昔の記憶
電線にぶら下がってた紫色の天狗
ぐるぐる回る円盤 メタリックなUFO
追いかけて 飛んでった 夕焼け空に飛んでった
円盤 追いかけて 羽根をばさっと広げて夕焼け空に消えていった

あれはもう遠い昔の記憶
電線にぶら下がってた紫色の天狗 不気味に笑ってケムリを吐き出す
天狗 天狗 天狗 天狗 天狗 天狗 天狗 天狗

あれはもう遠い昔の記憶
電線につかまって 感電中の真夏のオヤジ
絶望的な薄毛がセクシー
もう遠い昔の記憶
電線にぶら下がってた紫色の天狗
鋭く尖った眼球 睨みつけられ固まるカラス
葉巻に火を付け吐き出す ドドメ色のケムリ
吸ったスズメが落下 瞬間的に即死
夕日に染まる赤い街

不気味に笑う
天狗の記憶
遠い遠い昔の記憶
あれから100年経って
君には見えない何かが
見えてきたような
気がする
する する する

あれはもう遠い昔の記憶
真っ赤な夕焼け追いかけて
両手広げて 羽根を広げて
両手広げて 羽根を広げて